会社、仕事から逃げることは悪いことではありません
正義感や敗北感で身を削ってはいけません
辛いから逃げたい、大変だから逃げたい、自分には出来ないから逃げたい…
でも、職場の仲間に迷惑かけられないし、逃げ出す負け犬になるのは嫌だし…
本来、仕事は楽しいことであるべきなのですが、そこまでの理想論を言うつもりはありません。
ただ、職場の仲間に迷惑かけられないという正義感や負け犬になりたくないという敗北感で続けていくものでもありません。
その身を削る努力で得られる対価は本当に見合ってますか?
同級生や周囲にもっと楽して仕事をしている人はいませんか?
管理人の周りには自分よりもっと楽して、もっと良い待遇で仕事をしている人はごまんといます。
日本では終身雇用の文化があったことから転職はよくないことと意識づけられておりますが、今の時代は終身雇用がなくなり、転職や副業が当たり前となっているので、迷わず逃げていいのです。負けていいのです。その方が人生豊かになるのです。
【データ】実際に辞めた人数、辞めたいと思った人の数
総務省統計局の発表では2019年の転職者は351万人と過去最多を更新し、株式会社ビズヒッツの働く男女1000人アンケートでは約9割の人が会社を辞めたいと思っているとの調査結果が発表されております。
つまり、会社・仕事から逃げたい、辞めたいと思うのはごくごく普通のことで、悪いことではありません。
大切なのは悪いという意識を切り替えること
歴史上の偉人・賢人も逃げている
徳川家康(日本史)
武田信玄との「三方ヶ原の戦い」で家臣たちが身代わりで倒れていく中、脱糞して浜松城に逃げ帰ったのは有名な話です。
諸葛亮孔明(三国志)
敵対する魏国の陳倉城攻略に難航していると、自軍の知将・姜維から「かかる時は【離】が大事」と助言を受け、進軍先を祁山に変えました。
李牧(春秋戦国時代)
漫画キングダムでも有名な趙国の天才軍師・李牧も合従軍を率いて秦国に侵略しましたが、攻略が困難と見るやすぐに撤退しました。
後に汚名を着せられ処罰を受ける覚悟を持って、自軍の被害を最小限に抑えるために即時撤退してます。
このように歴史上の偉人・賢人を見渡しても100戦100勝はなく、何度も負けて逃げているのです。
逃げているからこそ、命を失わずに何度も挑戦することが出来るのです。
それは負け犬の汚名を着せられることよりも、大切な目標があるから勇気を持って撤退することが出来るのです。
これは自身の人生に置き換えても同じで、本当に大切なことは人生を豊かにすることで、そのために仕事をしているので、豊かにならない仕事なら逃げていいのです。
どんなに凄い人でもちゃんと逃げているので、迷わずに勇気を持って撤退しましょう。
言い方、意識の持ち方を変える
逃げる人、辞める人の気持ちは十人十色ですが、よほど特別な理由がない限りは、ほとんどが言い方が違うだけなのです。
例えば、ネガティブな言い方では「仕事量が多くて残業ばかり、でもそれは自分のスキルが不足しているから」となり、ポジティブな言い方にすると「今の給料では仕事量が見合わない、仕事量のコントロールが出来てないのは会社のマネジメント不足」となります。
このようにどちらも仕事量が多いことが問題なのに、言い方ひとつで全然違うイメージなります。
言い方を変えるには意識を変えるのです。
他責ではなく自責という気持ちは立派なことなのですが、会社や仕事に対して従順になるのではなく、自分自身も会社や仕事を値踏みするぐらいの気概を持ち、対等な関係であることを意識するのです。
意識するのに必要なことは勇気を持つことです。
負け犬になることを受け入れる。勇気を持って次に進むのです。
まとめ
- 会社や仕事から逃げることは一般的なことであり、普通なこと
- 歴史上の偉人・賢人も逃げている
- 逃げているから命を失わずにやり直しが出来る
「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ」とはまさにこのことですね。
自分を責めずに、勇気を出して撤退しましょう。
管理人も逃げて(転職して)、前よりも良い環境で仕事が出来てます。